日本は高齢化社会から超高齢化社会となり、世界一高齢者が多い国です。
団塊の世代が高齢者のカテゴリに入っている現代、ますます高齢化は進むと言われています。
そんな高齢化社会を悲観的になるのではなく、快適に過ごしてもらいたいというのが「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住・サ付きとも言われます)」です。
介護が必要な方向けというよりも、老後の生活をより暮らしやすくするという立ち位置で、バリアフリーや高齢者向けレクリエーションがあるなど、体だけでなく心も元気になる住居と言えます。
箕面に施設を持つ、株式会社エンプロイ様が運営する「あすなるの家 牧落」は、自立できる高齢者の方が住むためのサービス付き高齢者向け住宅です。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住・サ付き) チラシをデザインするうえで重要なポイント
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住・サ付き)のチラシでターゲットとするべき相手は誰でしょう?
一般的なチラシはサービスを利用する方ですが、今回の場合家族の同意も必要なサービスのため、対象となる高齢者の方だけでなく、そのご家族に向けた安心感も伝える必要があります。
例えば、あなたのご両親が「このサービス付き高齢者向け住宅に入居したい」と言っても、すぐに「いいよ」とは言わないと思います。
検討の上問い合わせや相談の前に必ず家族会議があると思いますので、その時にご利用になる方、その方のご家族が納得できるような材料をチラシのコンテンツとして盛り込んでおく必要があります。
高齢者向け住宅チラシで盛り込んでおきたい内容とは?
誰向けのチラシなのかをモデルで表現
どのチラシもそうですが、誰向けの、誰が使うべきチラシなのかということを明確にします。
今回は介護が必要というわけではなく、老後を楽しく快適に過ごしたい高齢者がターゲットになるため、そのようなイメージを持った元気で明るい老夫婦をモデルとして掲載しました。
この施設に入居すると、こんなに明るい笑顔で老後の生活を暮らすことができるのではないか?と感じさせることが目的です。
チラシを深く読むきっかけを提供
モデルを掲載することで、少しでも関わりのある方の手に取ってもらう事は達成したと仮定し、次は内容を深く読んでもらう必要があります。
そのために、チラシを読むという、ある意味対象の方の手間を取らせてしまう行為の壁を乗り越えるべく「このチラシを読むメリット」を提供します。
サービスの特徴や、利用する方が得する情報を見せることで、「良さそうだからもう少し読んでみようかな」という意識を掻き立てます。
安心感、信頼感を伝える
深く読んでくれる方に次に提供するべきは「情熱や思い」のある「信頼性、安心感」です。
上で解説したとおり、このチラシは高齢者の方だけでなくご家族が見るものでもあります。
サービス付き高齢者向け住宅のことをよく知らない人に対して、どのようなサービスなのか、そのサービスをどれだけ真剣に取り組んでいるのかということを伝えることで、信頼や安心を感じることができます。
問い合わせのハードルを下げる
最後まで読んでいただける方は、問い合わせをしようかと検討段階に入っているはずです。
実際この施設はどんなところなのか?という心理に応えるべく、内装や間取りなど実際利用した時に見る風景を掲載し、この写真の施設に電話するのだという意識にさせます。
会社の所在、施設の所在なども明らかにして、風通しの良い環境を整えることで問い合わせのハードルは下がると思います。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住・サ付き)チラシは、二つのターゲットが欲しいものを提供する。
一般的なサービスと異なり、高齢者、そのご家族と二つのターゲットを持つサービス付き高齢者向け住宅(サ高住・サ付き)のチラシは、そのターゲットがどのような情報を欲しがっているのかということを意識しつつ作成していきましょう。
人生の最後を迎えるかもしれない重要な住居選びは誰もが慎重になるはずですが、今後高齢化社会が進むにつれて、このサービスは社会的にとても重要な役割を持つと思います。
より良いサービスを多くの方にご利用いただけるように、チラシでの販促は効率的に取り組みましょう!