みなさん、チラシを作る前にはどんな準備をしていますか?
今回はこの商品を売り出したいから大きくうち出そう、遠方のお客様にも来てもらいたいからもっと広域に配布しよう!
このようにチラシ作成、配布前には色々と考えると思います。
いろんな人にこの商品を知ってもらいたい、どれだけこの商品が凄いのか伝えたい。
言いたいことはたくさんあると思います。
ですが、その前に!
自分の言いたいことばかりではなく、商品のターゲットであるお客様の声を聞くことが大切です。
今回は、お客様の声を聞く方法として、アンケートをとるときのポイントをお伝えします。
アンケートのポイント
アンケート調査を行なっていても、聞く相手が間違っていたり、質問の仕方が悪い可能性もあります。
そんな事は分かってるよ!と思うかもしれませんが、
お客様の声を聞くポイントとしては3つあります。
・アンケートは設問形式にしない
・ヘビーユーザーに聞く
・第三者が聞く
・お客様と一対一で話す
・アンケートは設問形式にしない
設問形式にすると無機質な回答が返って来がちです。ありふれた、はい・いいえのアンケートではお客様の本音が見えません。
なぜ、アンケートを取るのか趣旨をきちんと伝え、書くスペースは大きく設けましょう。
回答例などを載せると、お客様はサービスを利用した時のことを振り返りやすいです。
・ヘビーユーザーに聞く
ヘビーユーザーは満足度の高いお客様か、他に乗り換えるのが面倒だという方が多い気がします。満足度の高いお客様からは自分たちにも見えていなかった、良いところやメリットが聞けます。何となく毎度リピートされるというお客様からも、他のサービスに乗り換える事がなぜ面倒なのか、理由がある筈です。そこに自分たちのサービスの良さが隠れている場合もあります。
・第三者が聞く
お客様は直接面と向かってポジティブな事は言えてもネガテイブなことは言いづらいものです。ネガテイブなことは悪口ではなく、本音や希望である事が多いので、その部分こそ聞くべき内容なのですが、なかなか本音も言いづらいし、聞くのも怖い部分でもあります。そんな時は第三者にお願いするのが良いでしょう。
・お客様と一対一で話す
グループに質問を投げかけるとどうしても他の人の意見に引っ張られる可能性があります。また、お客様によって利用方法や求めているものが違うため、回答を深掘りするには一対一で話した方が、より細かな回答が得やすいです。
これから事業を始めるので、既存客がまだいない、顧客アンケートは難しいかも、という方にも方法はあります。
競合他社のサービスや商品をいくつか用意して、どれが一番買いたいと思いますか?と聞けば良いのです。
ターゲットが分からない場合は商品特性とどのような広告方法を使うかというところからターゲットを絞りましょう。
例えば歩きやすい靴を売り出したいとします。
足腰の弱いお年寄りの方、ウォーキングを始めた運動不足の中高年、妊婦さんが外出時の安全の為など、様々なターゲットを思いつくと思いますが、この靴を新聞折込チラシで宣伝するとしたらどうでしょう。
新聞購読者はやはり高齢者層が多い傾向にあるので、まずはお年寄りをターゲットに設定してみると良いでしょう。
お客様の声にはいろんなヒントが隠れています。商品を売りたい人とそれが欲しいと思っている人、それをチラシやDMウェブなど様々な広告を通して繋ぐのが私たちの役目ですが、やはりその商品やサービスの良さを一番知っていて、伝えたい人はお客様自身なのです。
ご自身のサービスの良いところ、悪いところを知ってしっかりアピールしていきましょう。