チラシは、ただ「なんとなく」作っても良いものは出来ません。
今回はチラシ作成のヒントとなる考え方をご紹介します。
お客様がチラシ作成を依頼される際の原稿の作り方、
デザイナーがチラシを作成する際の作り方、
どちらにも役立つ思考法です。
「なんで?」と考える
チラシを作る思考で大事なのは「なんで?」と考えること
しかし、一番難しいのは「なんで?」をどこかのタイミングで止めないといけない所です。
「なんで?」を止めて決断するタイミング・ポイントが肝心になってきます。
それには3つのポイントがあります。
・「限界値」に達した時
能力やコストの限界
例えばチラシを配る範囲にしても、最大規模を考えると「全人口」となってしまいます。
そこを自分たちの能力やコストの限界を考えて、
「店舗から半径○kmの□□世帯」など限界値を決めていきます。
・時間
期限から実際にチラシ作成に使える時間を割り出す
ただしデザイナー側には時間で「なんで?」を止めすぎるのはあまりオススメしません。
就業時間内だけで終わらせるのも大事ですが、
デザイナーとしては24時間デザインについて考えるというも、
成長していく上で必要じゃないでしょうか。
・問題の「根本」が解決するとわかった時
チラシを作成する理由となった問題を解決するのが最優先
作成を依頼される側も依頼を受ける側も、仕事をする以上は
まず一番の問題となっている部分を解決するのが大切です。
追加でもっと別の問題も解決しようとして、ブレてしまうと元も子もありません。
それを踏まえた上で、自分の能力の範囲・時間が許す範囲で付加価値などを加えていくのは良いでしょう。
具体的な例
具体的にチラシ作成を依頼する場合に、この思考法を当てはめてみます。
自社の売上を伸ばしたいがどうすればいいのか?
どこがダメで、なぜ集客ができないのか?など、
それが「なんで?」なのかを考え…
「なんで?」このサイズなのか?
「なんで?」この業者なのか?
「なんで?」この枚数なのか?
「なんで?」この時期なのか?も
安易に決めず、何度か考えてから決めてください。
そして能力の限界や時間の許す範囲で、「なんで?」を止めるタイミングを決めましょう。
そのサイズじゃなくてもいいかもしれませんよ。
両面じゃなくても、加工がなくてもいいかもしれませんよ。
そもそもチラシじゃなくてもいいかもしれない、という選択もありかもしれません。
一旦「なんで?」を考えてみてはいかがでしょうか?
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