季節は秋になろうとしていて、夏の間にチラシを配布された方も多いと思います。夏には展示会やサマーセールのイベントが多く開かれる季節でのでチラシを配っていない企業は少ないですよね。夏が終わるとひと段落つきたいですが、秋にもいろいろな催しがあるので、弊社も秋になっても忙しく働いています。
私たちがチラシ作成で気を付けていることは、広告規制です。依頼してくるクライアント様の中には広告規制の情報を知らない方もいらっしゃるかと思うので業種別にソースを掲示しますので知っている方も一度目を通してみてはいかがでしょうか。
チラシ作成の広告規制は整骨院だけじゃない!
今までの記事を読み直していると、整骨院の広告規制にしか触れていませんでした。そのため他業種では特に制限は無いんだろうなと思われた方も多いのではないでしょうか。ほとんどの方はチラシ制作会社に一任されるので広告規制とは無縁と思っている方もいると思います。ですが、覚えておくことで制作会社のうっかりミスなどを未然に防ぐことができるので無駄なことではないと思います。
広告規制とは?
広告の内容については、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)や医薬品医療機器等法などの法令、業界の公正競争規約などで規制されるほか、各メディアで独自の広告掲載基準を持っており、表現が基準に合わない場合には修正を要請されたり、場合によっては掲載を拒否されることもある。
引用:wikipedia
チラシの規制について調べていると、まず出てくるのが不当景品類及び不当表示防止法か医薬品医療機器等法だと思います。
不当景品類及び不当表示防止法は商用目的の販促で不当表示や誇大表現をした時、取締り対象になる法律です。
医薬品医療機器等法は薬の名称、製造方法、効能、性能に関する広告などをしてはいけない法律のことです。
医療系チラシは広告規制が厳しくあまり多くの情報を載せることができません。マッサージを執り行っている鍼灸・整骨院も医薬品医療機器等法で規制されています。
広告規制に則って作成される鍼灸・整骨院のチラシはこんな感じになります。
広告規制があるとチラシに自由が無くなり、つまらないものになってしまいます。このチラシを手に取るお客様はいないですよね。
他業種の広告規制について
今回は弊社で多くのチラシ作成実績のある介護・飲食店・美容系・学習塾の広告規制のリンク先を貼っておきます。
介護と美容系の業種は医療系の広告規制の対象となります。美容系は医療に含まれるのですので、注意が必要です。
飲食店ではアルコールに対しての広告規制がありますね。それ以外は誇大表現と不当表示が規制対象です。飲食店はまだチラシデザインは自由に作成できる業界だろうと思います。
国税庁告示「未成年者の飲酒防止に関する表示基準」に基づく場合に準拠するものとし、文言については、例えば「未成年者の飲酒は法律で禁じられています」、「お酒は二十歳になってから」などとする。
学習塾
学習塾は景品法で法的措置をとっています。「ナンバーワン」「最高」「日本一」などの表現を使ってはいけません。
商品・サービスの品質を、実際よりも優れていると偽って宣伝したり、競争業者が販売する商品・サービスよりも特に優れているわけではないのに、あたかも優れているかのように偽って宣伝する行為が優良誤認表示に該当します。
なお、故意に偽って表示する場合だけでなく、誤って表示してしまった場合であっても、優良誤認表示に該当する場合は、景品表示法により規制されることになりますので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。広告規制は知識だけの問題だけでなくちょっとしたミスでおこることがあります。弊社では十分に気を付けていますが、人間ですのでいつ起こるか分かりません。先ほど紹介した業界で誇大表現と不当表示はおすすめしませんし、摘発されてしまった場合、逮捕されるケースもあります。注意や警告の場合だったとしても作成したチラシをすべて回収しなけばならないので、それ相応の損害費用が発生します。
弊社では広告規制に触れないよう、お客様が手に取りたくなるようなチラシ作りを目指しています。