チラシ広告は一度に広い範囲に配布できる反面、費用を一度に使ってしまうため実施は慎重にしたいところです。
確実に反響を得られるものであれば問題ありませんが、反響が取れるかわからないものを大部数配布してしまうと、失敗した時のダメージが大きく今後の経営にも差し支えます。
そんな時に使われるのがマーケティングなどのシミュレーションです。
テスト的に配布して、ユーザーの反応を見て良さそうなものだけを実施するため反響なしのリスクを少しでも回避することができます。
反響をシミュレーションするためのツール
マーケティングにはいくつかやり方がありますので、良さそうなものをご紹介します。
1.ネットマーケティング系
インターネットで多数のモニターからアンケートを取ることができるサービスです。一度に多くの回答を短期間で得ることができるのが特徴です。
ATOKなどをリリースするジャストシステムが運営するネットリサーチサービスです。日本語のプロが作成したアンケート調査票をチェックし、良い答えが得られるか確認をしてくれます。費用も安く、稼働しているモニター数も多いため、ネットマーケティングを頻繁に行う方であればお勧めです。
無料トライアルもありますので、気になる方は一度お試しください。
楽天が運営するネットリサーチサービスです。リサーチターゲットは楽天グループの商品やサービスを利用した方で、約230万人のモニターが登録されているそうです。不正入会の防止や、不正者の発見削除を随時行っているようで回答の品質に気を配っています。集計ツールも用意されており、答えを得た時から広告配布の施策について検討することができます。
高齢者介護のサービスなら、ケアマネージャーにアンケートを取れるCMOがお勧めです。別で運営するケアマネジメントオンラインに登録された全国のケアマネージャーにリレーションを行うことができます。業界に特化することでより内容の濃い答えが得られるのではないでしょうか。
2.オフラインリサーチ
インターネットは使わず、郵送や対面でモニタに対して質問を投げかけるリサーチ方法です。インターネットを使わないニッチな対象に対してアンケートを取る際によく利用されます。
商品・サービスの企画・開発や、販売戦略などを調査し、活用を目的とした調査のサポートをしてくれます。オフラインだけでなく、ネットリサーチや海外リサーチ、BtoBリサーチも行っています。
オリジナルのマークシート式アンケート用紙の作成、アンケート調査・回収、集計などアンケート調査に関わる一連の業務を依頼することができます。印刷会社が運営するため、調査票だけでなく返信封筒や依頼状など細かな部分も任せられます。
3.ターゲットエリアでの独自調査
チラサクで最もお勧めなのがこちらの独自調査です。インターネットなどの調査は、予算も抑えて素早く不特定多数に答えを求められる代わりに、ターゲットでない人の答えが多くを占めてしまいます。こちらの調査では、ブレがなく答えを得ることができます。
ターゲットエリアでの独自調査とは
チラサクが独自に提案するマーケティング方法です。
複数のデザインのチラシを作成し、どのチラシで購入や申し込みをしたいかという事を確認します。
アンケート前に、実際にチラシを配布するエリア、対象、年代、年収、個性など詳しい情報をお伺いし、以下の2つの方法を組み合わせて答えを導きます。
1つはインターネットリサーチです。対象の条件を細かく設定し、多くの答えを求めます。
2つめは配布エリアに調査員を派遣し、対象となるターゲットに対し直接答えを求めます。
二つを組み合わせ多くの答えと正確な答えを分析する事で、より正確な答えを導き、チラシの訴求方法や掲載内容とデザインを検証します。
まとめ
以前に弊社でインターネットだけの調査を行いました。AとBどちらのチラシで購入したいですか?という問いに対し、半数がA、1/4がB、1/4がどちらでもないと答えました。
上の答えではAが優勢でしたが、実際AとB両方を配布するとBに反応するなど、インターネットでの答えとは異なる結果になりました。
このようにチラシを配布する前にするべきアンケート調査は、いくつかの調査方法を組み合わせる事がより精度の高いものになりそうです。
上記のサービスやチラサク独自のマーケティングサービスを利用して、より反響率の高いチラシを作成する事で、長期的に見た経営戦略に役立ちそうです。
紹介しているアンケート調査会社はチラサクと一切関係のない企業です。ご利用については各会社にご相談のうえ自己責任でお願いします。