納品日に間に合わせるためには、どうすれば良いのでしょうか。
ご依頼してくださるお客様はデザインや内容についてはある程度ご準備いただいているケースが多いですが、どういった流れで進めていけば良いのか、まで予定されているお客様はごくわずかです。普段、お客様には詳しくご説明することはありませんが、どのような情報を元にチラシ納品までのスケジュールを立てているのか、少しお話したいと思います。
今回はよりスムーズに目的のはっきりとした、素敵なデザインのチラシを作るために、お客様に知っておいてもらいたいことやご協力いただきたいことについて記載しております。
チラシ作成前に一読いただけると、デザイナーとの意思疎通もスムーズになり、希望通りのデザインを作成することが可能になりますので、一度目を通していただけると幸いです。
1.お客様側で管理できるポイント
チラシ制作には、お客様のご協力が必要不可欠です。
納期に間に合わせるには、内容の確認から修正のご連絡までの期間をスムーズにすることや、事前の下調べなども重要な要素のため、ポイントとなる箇所をいくつかご紹介します。
■ゴールを明確にし、判断をスムーズにする
原稿を準備する際は、こちらの記事を参考に、ターゲットやゴールの設定を明確にしておきましょう。
https://chira-saku.jp/2023/2020/how_to_order/at_first/
ゴールの設定が明確でない場合、あがってきたデザインを確認しても「なにか違う」と曖昧なことになりかねません。
「20代の女性がターゲット」「会社の強みは技術力である」など明確になっていれば、「女性向けなので、優しい印象にしたい」「技術力が強みなので、価格より強調したい」ときちんとゴールに向かって決定していくことができます。
また、決定権をもった人物が複数いたり、担当者が決定権を持たない場合、確認の遅れに繋がり納期に間に合わないことになりかねません。
ゴールを明確にした上で、それを判断する人物のスケジュールも確認しておきましょう。
■仕上がりをイメージする、または方向性を決めておく
上記のようにゴールの設定がしっかりしていれば、向かっていく方向も決まっていきます。
細かなデザイン、例えば色使いや写真の見せ方などはCHIRASAKUに任せていただければ、良いものに仕上げてまいりますが、お客様の想定するゴールの共有がうまくできていなければ、間違った方向に仕上げてしまうことも起こりえます。
完成のイメージができていれば、レイアウトを手書きで送付いただいたり、ネット検索から似たイメージの画像を送っていただく形がわかりやすいかと思います。
他社様のチラシでも「タイトルが大きくわかりやすいところが良い」「写真の雰囲気と、水彩画風のイメージで良いと思う」など、部分的なものの共有でもかまいません。
■素材を準備する
制作にあたっては、ロゴや会社情報(住所や電話番号のほか、特徴や強みなど)、お写真の提供をお願いすることが多いです。
先に用意できるものは準備していただき、「お店は準備中のため、外観写真はないが、スタッフの写真は送れる」など、準備できるものできないものを判断しておきましょう。
■印刷所や新聞折込業者のフォーマットを確認しておく
CHIRASAKUでは、デザインから印刷、新聞折込まで一括での手配が可能ですが、懇意にしておられる業者様がいらっしゃる場合などに、デザインのみでお受けすることもあります。
その際は、印刷所や新聞折込業者の利用にあたっての注意点(いつまでに入稿や納品が必要か、印刷所への入稿データのフォーマットがあるか)を事前に確認いただき、ご連絡いただけるとデータの作り直しなどによる納期の遅れや、追加費用の発生を防ぐことができます。
2.CHIRASAKUでやっている納期管理のしくみ
CHIRASAKUでは納期どおりに間違いのない商品をお届けするため、様々な仕組みを取っています。
■ご発注後の打ち合わせで仮スケジュールを設定
ご依頼時に「できるだけ早く」「出来次第納品して欲しい」と、納期が確定していない場合は仮スケジュールを立てるようにしています。
これは急ぎの案件を優先させて、納期の確定していない案件がいつまでも完成しないということを避けるためです。
デザインの提出日、確認いただきたい日程、2回目の提出、デザイン確定日、お支払いの期限、お届け日、チラシ配布日などをスケジュールに組み込みます。
仮スケジュールにはお客様にご依頼したい事項(デザインのチェックやお支払いなど)も設定しておりますので、お伝えした予定では都合が悪いという場合は遠慮なくお申し付けください。
■デザインをチェックいただく日程も予定
デザインを完成させるにはお客様のチェックと校了(デザイン完成で印刷を開始しても良いというご指示)も必要です。
納期が伸びる原因に、「お客様のチェックバックを待っている」ということが多く、より早く正確なものを早くお届けするため、お客様へのご依頼事項もスケジュールに組み込みます。
◯日にデザインを提出するので、◯日から◯日までの間にチェックバックをください。というように、お客様のご予定を伺った上で予定に組み込み、予定日が近づくとお客様にご連絡差し上げます。煩わしく感じる場合もあるかもしれませんが、良いものを納期を遵守してお届けするためご協力をお願いします。
■チラシのデザイン制作にかかる日数を原稿で把握
ご依頼いただく内容によって、制作にかかる時間も変わってきます。
CHIRASAKUでは、長年チラシを制作してきたデザイナーがお客様からご支給いただいた原稿を確認し、作業にかかる時間を判断します。
例えば手書き風のイラストがたくさん欲しいなど、作業時間がかかるようなご希望の場合、通常の制作日数に加えて1日程度時間がかかります。
可能な限りの努力をするのは当然ですが、物理的に無理なスケジュールを立ててしまうと、納品に間に合わせるための予定に負荷がかかり、印刷当日に急いで確認や印刷工場への出稿作業などを行うことになりますので、トラブルや納期遅延の原因となります。
■印刷ミスによる再印刷をゼロにする社内チェック
せっかくお届けした商品に不備があり配布できないとなると、納期を守ったということにはなりません。
情報の記載ミスをなくす内容の校正や、印刷工場でのトラブルをなくすデータの確認など、チェック体制を整えております。
担当者による確認のほか、校正担当者の確認と2重のチェックを行うことでミスをゼロにしております。
3.CHIRASAKUに納期管理を依頼するメリット
納得のいくデザインをご自身でチラシを作成するとなると、やはりこだわりたい箇所がたくさん出てくると思います。 納得いくまで作りたい!と日々の業務の間に作業を進めていると…気づけばチラシが欲しい日になってしまっていた!なんてことがあるかもしれません。そのようなことにならないようCHIRASAKUがお客様の納期をサポートいたします。
■モノクロラフの提出で方向性のズレもありません
チラシ作成のプロがしっかりとヒアリングし、初回デザイン提出前に一旦モノクロラフを提出させていただいております。それによりデザインの方向性がブレることなく、最後までしっかりと思ったデザインを作成でき、かつ、納品日の遅れもないということになります。
より詳細にデザインの進め方を知りたい方はこちらをご覧ください。
■配布も一括で行えるから安心
ご自身でチラシを作成した場合、印刷した後にポスティングや新聞折込などの配布手配が必要になります。 狙った日にちに配布をしようとすると前もってのスケジューリングが必要となってきます。 日々の業務の合間にこれらの手配やスケジューリングはなかなか難しいと思います。CHIRASAKUにご依頼いただきますと、デザイン〜配布まで一括で行えますので、配布したい日にちをご指定いただきますとそこから逆算してデザインを作成してまいります。諸々の煩わしさから解放され、チラシデザインにのみ意識を集中できるのでより効果的なチラシを作成できると思います。
以上CHIRASAKUでは上記のように様々な可能性や情報を整理して、都度お客様へスケジュールのご提案を行っております。 チラシをご依頼いただく前の準備 ・折込や納品のご希望日にミスなくお届けするための仕組み ・納期管理を依頼するメリット 以上3点ご紹介してきました。CHIRASAKUに全て任せておけば大丈夫と言いたいところではありますが、そのチラシの商品や内容を一番よく知るのはお客様ご自身です。私たちはお客様の商品をその先のお客様へ届ける橋渡しの役目を担っています。私たちもお客様のご希望が全て反映されないまま、納品してしまうのは不本意です。 可能であれば相談しながら、一緒にゴールを目指すことができればと願っております。