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限りなく確実に反響が取れるチラシを作る方法

チラシ配布するのは、どなたも反響を得るためだと思います。

できれば必ず反響を得られるチラシを作成して配布したいところですが、広告という媒体はチラシに限らず配布してみないと結果はわかりません。

しかし、これを配布すれば絶対に反響を得られる当たるチラシを作る事は可能です。

反響を取れるチラシの作り方

弊社のクライアントで、リフォーム関係の会社様がいらっしゃいます。
そちらのお客様から今年の春に、チラシの反響率を高めるための協力をして欲しいとの要望がありました。
Web、雑誌媒体、チラシと3つのツールで宣伝を行っており、その中でもターゲットに最も身近なチラシ広告の効果を高めたいという事でした。以前よりチラシは配布しているが近年特にチラシの反響率が落ちているので困っていたそうです。

ご提案した内容

チラシは配布してみないと反響率はわかりません。だからと言ってテスト的に一部のエリアに配布すると予算がかかるため避けたいというご要望でした。できるだけ予算をかけずにチラシの反響率を見るために、下記の内容をご提案しました。

1.ネットマーケティングの利用

ネットマーケティングとは、以前の記事でも紹介しているインターネットを使ったアンケートサービスの事です。チラシを複数制作し、どのチラシで依頼したいと思うかという事を事前に確認すれば配布前に反響率がわかるのではないかと考えました。

2.街頭アンケート

配布するエリアにアンケート調査員を派遣し、複数のチラシからどのチラシが良いかという事をヒアリングする施策です。ネットマーケティングに比べて実際のエリアで聴けるため制度が高い反面、人件費や時間がかかります。

3.トライアンドエラーで長期間で調査

過去に課題になった内容を踏まえてチラシを作成し、反応のあった部分やなかった部分を調査しながら1年程度で完成させる提案です。1回目や2回目はこれまでとかわらない反応かもしれませんが、どこが悪いのか、どこが良いのかを判断しながら改変するため、徐々に良いチラシに仕上がるという考えです。

反響が取れるチラシデザインの作り方

クライアントに選択いただいた内容

いくつかの提案の中から、1.ネットマーケティングの利用と3.トライアンドエラーで長期間で調査をお選びいただきました。

まずは複数の切り口のチラシデザインを制作しました。過去の反響を得られなかったチラシに、なぜこのチラシではだめだったのかという仮説を立て、その内容を解決したもので「どこよりも安そうなチラシ」「高そうだけど安心できるチラシ」を作りました。掲載している商品のラインナップや価格はまったく同じため、内容ではなく見た目だけでどの程度変化があるのかをテストするため、切り口のまったく逆のものに仕上げました。

 

ネットマーケティングの結果

事前の会議では、「どこよりも安そうなチラシ」が当たるだろうという話題が出ていましたが、ネットマーケティングの結果50%が「高そうだけど安心できるチラシ」、25%が「どこよりも安そうなチラシ」、残りが「どちらでもない」でした。

事前の会議とは異なる結果が出ましたが、会議での意見も踏まえ2種類のチラシを配布してみる事になりました。また、どちらでもないという意見の多くは「チラシだけでは判断しない」というものが多く、チラシだけではなく、Webサイトや雑誌媒体にも力を入れる必要があるという事がわかりました。

 

実際の配布の結果

実際の配布では、ネットマーケティングとはまた異なる結果で、どこよりも安そうなチラシに反応が見られました。ただし、店舗エリアによって反応は異なり、大阪エリアは「どこよりも安そうなチラシ」に反応があり、芦屋や宝塚という高級住宅街は「高そうだけど安心できるチラシ」に反応がありました。ネットマーケティングのエリアもターゲットエリアや人物に近い方に絞りましたが、チラシを見る習慣のある人と、ネットでアンケートに答える人とで意識の差があるという事だったのかと考えています。

 

その後の対策

安そうなチラシが反応を取りやすい事はわかりましたが、安い商品ばかりが売れては売り上げは落ちるだけだという事から、高額商品も売れるチラシに少しづつ変更していく事になりました。安い商材の掲載点数を減らしてでも、全面改装などの高額商品の情報をレイアウトしたり、反応の鈍かったイベントでの商品プレゼントコーナーを小さくしたりと、徐々に効率的なチラシに仕上がってきています。また、同じチラシを撒いてもなかなか反応の無い店舗のチラシは、サイズをB4からB3に変更する事でレスポンスに変化があり、枚数を減らしてでもサイズを上げる事が重要だったとわかりました。

 

まとめ

今回の事例のように、実際のターゲットの反応を見ながらすこしづつチラシをカスタムし、トライアンドエラーを繰り返すと自然と反響を取れるチラシが完成します。
そのためには長期間の配布という計画性と、配布後の調査が重要になります。

当社でもチラシのマーケティングやその後の反響についての分析などをお手伝いできますので、ぜひチラシ広告を長期的に実施し反響を取れるチラシに仕上げたいという方はご相談ください。

 

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