アーティストとデザイナーの違い

更新日 : 2015年11月27日

アートをする人を「アーティスト」、デザインをする人を「デザイナー」と言います。

この違いは一体なんなのでしょうか?

様々な見解はあるとは思いますが、ここでは一般的な解釈をお教えします。

アーティストとは?

アートとは「表現したいものを何らかの形にしたもの」です。

アートは意思を表現したものですので、伝えることを目的としてません。

つまり、エンドユーザーに全く理解されなくても良いのです。

人それぞれの解釈に任せる、それがアート作品と言えます。

ベクトルとしては一方通行な表現にはなりますが、「作りたいものを作っている」人が多く、それ故熱い思いが魅力的に見えるものでもあります。

仕事としては、作品を制作、創作し、それを提供します。

デザイナーとは?

デザインは「意思を伝えること」が目的であり、エンドユーザーに伝えたいことを発信しています。

クライアントや依頼主が存在し、それら発注者の伝えたい意図をデザインする仕事です。

デザイナーは誰が見ても大体同じように解釈してもらえるようなデザインをすることが重要と言えます。

また、発注者の意図やエンドユーザーの反応を考えながら制作する必要があり、ただこういうデザインにしたいから!と

根拠のないデザインは出来ません。発注者やエンドユーザーがいるということは、デザイン制作をする上で様々な制限があります。

その制限の中でどこまでユーザーを動かすことが出来るか。これがデザイナーの仕事と言えます。

違いって何?

アートの目的は「表現したいものを形にすること」

デザインの目的は「意思を伝えること」ということです。

アートは表現方法、デザインは伝達方法です。

・ユーザーの有無

・クライアントの有無

・自由度の有無

このあたりが大きな違いではないでしょうか。

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