

安心と信頼を届ける、都市職員向け車両保険案内チラシのデザイン事例
今回は、都市職員の方向けに発行された車両保険の案内チラシの制作事例をご紹介します。
加入のご案内から補償内容、比較表、申込方法までを1枚でわかりやすく伝える構成で、堅実さと親しみやすさを両立させたデザインに仕上げました。さらに、FAX申込用紙としての機能も持たせることで、実用性にも配慮した構成となっています。
誰にでも伝わるように。情報整理と見せ方の工夫
車両保険の案内チラシは、年齢層の広い公務員の方々を対象にしているため、「読みやすさ」と「わかりやすさ」を最優先に設計する必要がありました。
特に以下のポイントを重視してデザインを行いました:
- 多すぎる文字情報をビジュアルで補完し、読む負担を軽減
- 補償プランの違いや選び方が一目で比較できるレイアウト
- 信頼感を与える配色と構成で、保険という堅実なテーマに対応
- 申込書がチラシとセットで完結するように実用性も強化
カラー設計:信頼と清潔感を意識したブルー基調
チラシ全体のベースカラーには、爽やかで落ち着いたトーンの青系カラーを採用。
青は「安心・信頼・冷静」といった心理的印象を持たせる色であり、保険というテーマとの相性が非常に良好です。
ただし、すべてを青系で統一すると堅くなりすぎるため、補償内容の強調ポイントにはオレンジや緑などの柔らかいカラーを差し色として活用。読み手の目線を誘導しながら、全体の明るさと温かみをキープするよう設計しています。
構成設計:比較・選択・申し込みまで1枚で完結
保険プランの比較が一目でできる表形式のレイアウト
中段に配置した「一般車両保険」と「限定車両保険A」の補償比較表は、視覚的に理解しやすいアイコンと×◯表記を採用し、読む人が直感的に違いを理解できる構成としました。
また、プランごとの対応事例(事故、盗難、台風など)をイラストで補足することで、専門用語に詳しくない方でもイメージがしやすくなっています。
サービス内容の訴求はアイコンでスッキリと整理
保険料の割引、ロードサービス、事故時のレンタカー無料などの「付帯サービス」は、下部に整理して掲載。
イラスト風のアイコンと短い説明文で並列に紹介することで、読みやすく、視覚的な訴求力も高まっています。
機能性と実用性を両立:裏面は申込用紙として設計
チラシの裏面は、車両保険見積依頼書として利用できるよう、しっかりとしたフォーム構成で設計しました。
- 氏名や連絡先、保有車両の情報
- 希望する補償プランや特記事項
- 既存契約の有無や希望開始日など
これらの項目が整然と並び、FAX送付用の大きな番号や注意事項もしっかり明記。
チラシを受け取った人がそのまま記入→送信できる導線がスムーズになるよう、紙媒体ならではの“即行動型”設計となっています。
「保険=堅い」をやさしくほぐすデザイン演出
保険に関する案内は、読み手にとって堅苦しく、難解に感じられがちです。
そこで今回は、以下のような要素で“やさしさ”と“親しみやすさ”を意識しました:
- 補償内容の紹介にかわいらしいキャラクターの挿絵を使用
- 見出しや補足文に柔らかい書体を採用(でも可読性は重視)
- 難しい言葉は避け、具体例を用いて噛み砕いた表現に変更
こうした配慮により、年齢層や職種に関わらず、誰でも理解しやすく、「検討してみよう」と思えるデザインに仕上がりました。
今回の制作で重視したポイントまとめ
- 色とレイアウトで安心感と信頼性を両立
- 複数プランの比較が一目でわかる表とイラスト構成
- 裏面には即記入可能な申込用紙で実用性アップ
- 親しみを持てるイラストやキャラクターで理解をサポート
- 全体の構造を整え、読みやすく行動しやすい導線に
このように、車両保険というやや難解なサービス内容を、明快に・読みやすく整理したチラシデザインは、他の金融商品やサービス案内にも応用可能です。
「情報が多くても読みやすく見せたい」「申込まで導く設計にしたい」そんなご要望をお持ちの方は、ぜひご相談ください。