展示会チラシの作り方と注意点

こんにちは、大阪のチラシ作成会社「チラサク」です。
展示会やイベントに出展するとき、「どんなチラシを配ればいいのか分からない」
という相談をよくいただきます。
展示会チラシは、ポスティングや折込用とは目的も設計もまったく違うもの。
この記事では、チラシ 作成 展示会の視点から、
「他社と差をつけるチラシを作るにはどうすればいいか?」を
実例を交えてわかりやすく解説します。
展示会チラシと通常チラシの違い
手渡しを前提にした「会話のきっかけ」として設計する
展示会チラシは、来場者に直接手渡すことが前提です。
つまり、紙面だけで完結する必要はありません。
その場で担当者が補足説明できるため、
情報を詰め込みすぎず、視覚的に印象に残るデザインが効果的です。
反対に、折込チラシやポスティング用のチラシは「文章だけで理解してもらう」構成が必要。
目的がまったく違うため、同じデザインを使い回すのはおすすめできません。
展示会チラシは“会話を生むツール”であることを意識しましょう。
配布シーンによってレイアウトの方向性を変える
展示会チラシでは、来場者が立ち止まって数秒で興味を持つことが大切です。
そのため、見た瞬間に伝わるビジュアル設計が欠かせません。
- 写真やイラストを大きく使い、印象的な見出しで引きつける
- 詳細な説明は裏面や別紙カタログに任せる
- QRコードやSNSリンクで、オンラインの詳細ページへ誘導する
このように、“その場での視認性”を最優先にデザインを組み立てることが重要です。
展示会チラシで伝えるべき情報とは?
展示会チラシで最も重視すべきは、「この会社は何をしているのか」を即座に理解させることです。
来場者は数百社ものブースを回るため、印象に残る情報整理が欠かせません。
チラシに入れるべき基本情報
- 会社名・サービス名・ロゴ
- 製品・サービスの特徴(3つ程度)
- 導入実績・受賞歴・データなどの信頼材料
- 担当者名・電話番号・メールアドレス
- 問い合わせ導線(QRコード、フォームURLなど)
特に展示会では、担当者名を明記しておくことが重要です。
後日、「展示会でお話しした〇〇です」と問い合わせが来ることが多いため、名刺代わりにもなります。
デザインの工夫で差別化を図る
1. 「強み」を一瞬で伝える構成にする
展示会では、同業他社の出展も多くあります。
来場者の目に留まるためには、他社との違いを明確に打ち出すことが不可欠です。
たとえば:
- 「業務改善システム」 → 「導入後の工数を最大30%削減」
- 「施工会社」 → 「施工実績5,000件以上」「アフター保証5年」
数字・期間・事例など、比較できる根拠を出すと信頼感が増します。
2. 説明しやすいレイアウトを意識する
展示会では担当者がチラシを片手に説明することも多いため、
「指差しながら話せる構成」が理想的です。
たとえば:
- 上部にサービスの特徴
- 中段に導入実績や使用シーン
- 下部に問い合わせ先やQRコード
この順番にするだけで、会話の流れがスムーズになります。
3. 展示会特化のデザインに切り替える
ポスティング用チラシを流用しても、展示会では効果が出にくいことがあります。
それは、目的が違うからです。
| チラシの種類 | 目的 | 内容構成 |
|---|---|---|
| ポスティングチラシ | 認知・集客 | 情報量が多く、説明文中心 |
| 展示会チラシ | 商談・問い合わせ | ビジュアル重視、要点のみ |
展示会用は、
「何を伝えるか」より「どう印象づけるか」を意識するのがコツです。
展示会でのチラシ配布戦略
1. 配布タイミングを工夫する
来場者が最も多い時間帯(昼前後など)を狙って配布するのが効果的。
また、配布スタッフがブース前に立つか、席に座るかでも反応率は変わります。
- 積極的に手渡しする:印象を残せる
- ブース内で説明しながら渡す:理解度を上げられる
目的に合わせて渡し方も戦略的に考えましょう。
2. 配布数より“配布質”を重視する
展示会チラシは数を配るより、どんな人に渡すかが重要です。
見込み度の高い来場者に渡す方が、商談化率が上がります。
そのため、
- 来場者の職種や目的をヒアリングしてから渡す
- 名刺交換と同時にチラシを手渡す
- チラシに「限定キャンペーン」や「QR限定特典」を付ける
といった一工夫を加えると、反応率が大幅に向上します。
展示会チラシ制作時の注意点
展示会ごとのルールを確認する
展示会によっては、以下のような制約がある場合があります。
- チラシサイズ(例:A4のみ可)
- 配布エリア(通路・ブース外不可など)
- 設置数や掲示位置の指定
出展要項を必ず確認して、印刷前に仕様を合わせておきましょう。
納期・印刷スケジュールを逆算して動く
展示会前は印刷業者が混み合う時期でもあります。
「間に合わなかった」という事態を防ぐために、2〜3週間前からの準備がおすすめです。
- デザイン制作:約5営業日〜
- 修正期間:1〜2日
- 印刷・納品:3〜5日
スケジュールを逆算して進めれば、焦らず高品質なチラシが仕上がります。
展示会用チラシと汎用チラシを分ける理由
一見「1枚で兼用できたほうが便利」と思われがちですが、
実際には展示会用と汎用チラシを分ける方が効果的です。
| 種類 | 目的 | 最適構成 |
|---|---|---|
| 展示会チラシ | 商談化・説明補助 | 強み・事例・QR誘導中心 |
| 汎用チラシ | 認知・拡散 | サービス概要・価格・連絡先中心 |
展示会チラシは、来場者との会話のきっかけを作る設計が肝心。
少しコストがかかっても、結果的には高い費用対効果を生みます。
まとめ|展示会チラシは「対話を生むツール」
展示会チラシは、単に情報を伝える紙ではなく、商談の入り口を作るためのツールです。
そのためには:
- 伝えたい内容を厳選する
- ビジュアルで印象づける
- 担当者が説明しやすい構成にする
- 配布タイミングとターゲットを意識する
これらを意識することで、展示会後の問い合わせ率は確実に変わります。
チラサクでは、目的や来場者層に合わせて展示会専用のチラシデザインを提案しています。
初めての方でも安心してご相談ください。
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