
【制作事例】スイーツ×クラシック音楽の世界を表現|やさしく華やかなコンサートチラシ
スイーツと音楽のコラボイベントを伝えるチラシ
今回ご紹介するのは、文化ホールにて開催された**「スイーツクラシック」コンサート**の告知チラシのデザイン事例です。
このイベントは、おいしいスイーツを楽しみながら、生のクラシック音楽を気軽に聴けるという、日常の中にちょっとした贅沢を加えたような内容で、地域の方々を中心に幅広い年齢層に向けて企画されました。
その魅力をしっかりと届けるために、チラシのデザインにも「親しみ」「あたたかさ」「楽しさ」を軸としたビジュアルコンセプトを採用しています。
デザイン文字で“かわいさ”とリズム感を演出
このチラシの最大の特徴の一つが、**タイトルに使用したデザイン文字(デザインフォント)**です。
「スイーツクラシック」というイベント名からは、“甘さ”や“優雅さ”といった印象を受けます。そうしたイメージを視覚的に表現するために、丸みのある柔らかい書体をベースに、手書き風の装飾フォントを組み合わせて使用しました。

また、英語で記された「SWEETS CLASSIC」の部分は、ラフな手書き風のフォントと音符の装飾をあえて崩し気味に配置し、クラシック音楽の堅苦しいイメージを払拭しています。
音楽の楽しさや軽やかさが感じられるような“リズム”を、文字からも感じ取っていただけるように工夫しました。
手描き風イラストで親しみとにぎやかさをプラス
もう一つの大きなポイントは、全体に散りばめられた手描き風のイラストカットです。
スイーツやティーセット、ストロベリー、調理道具など、イベントのテーマに沿ったかわいらしいモチーフを多く使用することで、見た目にも楽しく、自然と目を引くビジュアルに仕上げています。

また、これらのイラストは背景や本文を邪魔しないよう、色味や大きさ、配置に細かく配慮しながらレイアウト。
あくまで主役は「イベント情報」ですが、その周囲にさりげなく飾るような形でイラストを配置することで、全体として優しさとあたたかみがにじむ雰囲気を作り出しています。
構成と配色で“わかりやすさ”と“読みやすさ”を両立
情報が多くなりがちなイベントチラシでは、情報の伝え方や整理の仕方も非常に重要です。
本チラシでは、以下のような工夫を取り入れて、視認性と可読性を高める設計を行いました。
- 日時・会場・出演者など、参加に必要な情報を中央に集約し、文字サイズと余白で強弱をつけています。視線の流れに沿って読むだけで、必要な情報が自然と入ってくる構成です。
- プログラム内容は枠線で囲み、アイコンやイラストを添えてビジュアル的にもメリハリを出しています。
- 定員・チケット料金・注意事項など、見落とされがちな項目も丁寧に掲載し、主催者としての信頼感が伝わるよう工夫しました。
配色は全体的にクリーム色やベージュ、淡い茶系など、スイーツを連想させる温かみのあるカラーリングで統一。
読み手にストレスを与えないナチュラルな配色設計としています。
検索ボックスやQRコードでWeb導線もしっかり確保
紙チラシは目に留まりやすく直接的な訴求が可能ですが、詳細情報や予約などはWebで完結させたいユーザーも増えています。
そのため今回のチラシには、検索ボックスのビジュアル表現とQRコードの両方を掲載しています。
これにより、スマホ世代にも対応しやすくなり、**「気になったらすぐに調べられる・アクセスできる」**導線を作ることができました。

QRコードの導入は、コンサートのような一度限りのイベントの集客にも非常に有効です。
現代のチラシデザインにおいては、こうしたアナログとデジタルをつなぐ工夫が重要になってきています。
まとめ|かわいさとわかりやすさを両立したチラシ
今回の「スイーツクラシック」チラシでは、イベントの楽しさややさしさを表現するビジュアルと、読みやすく整理された情報設計を両立させることを目指しました。
ターゲットとなる地域住民の方々、特に女性やシニア層、小さなお子さま連れのご家族にも親しみを持ってもらえるような工夫を随所に取り入れています。
- 手描き風のイラストでやわらかく
- デザインフォントで個性をプラス
- 配色と構成で情報を整然と伝える
- Web導線もさりげなく設置
こうした一つひとつの工夫が、イベント参加のきっかけづくりにつながります。
「やさしく・かわいく・わかりやすく」。そんなイメージを大切にしたチラシをお考えの方は、ぜひご相談ください。