すぐに効果が期待できる集客を行うときチラシを配るというのは、当たり前ですよね。弊社でもチラシをおすすめしています。最近ではネット環境が良くなってきて、チラシを配らずにネット上に公開する「電子チラシサービス」というサービスがありますが、こちらは最近になって配信されたのでまだまだ集客の効果というものは未知数な媒体です。
これからの世代も紙媒体が集客方法の先頭を走っていくんだと思っております。特にチラシは高齢者・主婦層から人気があり、スマホで検索しなくても簡単に手に取ってその日のお得情報が分かるので、選ばれているんだと思います。
ですが、配ったチラシすべてが欲しいというわけではありません。手に取ってくれないお客様もいることも事実です。手に取ってくれないという事は、「余る」ということですよね。今回は、余ったチラシの活用の仕方について書いていこうと思います。
なぜ?を考えてみよう!
なぜ、余ってまうのか…をここで一緒に考えてみましょう。
配りきれない理由とは?
※が付いているキーワードには後程説明をいたします。
・配布部数が多い
ありがちなことですよね。チラシ作成をする前に、まずは人物像※ペルソナ※を決めていくのですが、あいまいな考え方だったために、より多い部数にしてしまうことで起きます。
・手に取ってくれない
こちらはチラシに魅力がないのかもしれません。チラシの原則として、デザイン性の有無はもちろん売り出したい商品のピックアップなど要所でほしいと思える工夫が施されていないのかもしれません。
チラシをただ手に取ってもらうだけじゃなく「3秒ルール」というものがありますので、それ以上の長さを超えることができるチラシ作成をしないと集客は期待できません。
・通行人が少ない
こちらは配る場所に人があまりいないことが原因ですね。少し※ペルソナ※のキーワードを出しましたが、こちらでは※セグメント※の決定を行います。どれだけ良いデザインのあるチラシを作成したとしても、セグメントの範囲でなければ顧客となることは難しくなります。
・人手が少ない
1人の青年が一日に配れるチラシ量についてはご存知でしょうか。大体、配れる量というのは熟練の方で、2500枚ほどです。(8時間配ったとして、1時間当たり312枚…)こちらの数字は、ポスティングによる結果ですので、手配りとなるとそれよりも低い枚数になります。
・配布禁止の場所がある。
配っていると、投函禁止のステッカーを貼っているお宅がありますよね。ポスティング会社でも投函禁止ステッカーを貼っているところには絶対に入れません。なぜなら高い確率でクレームが来るからです。こんなことが実際に起こってしまうと、マイナスイメージにしかなりません。余っているからといってあたりばったりに配布するのは避けましょう。
独自でいくつか考えてみましたが、1つでも見落としていると、高確率でチラシ配布に影響を与えている原因だと分かりましたでしょうか。無理やり渡すのもマイナスイメージに繋がりますし、今ではネット社会ですので、ペルソナやセグメントとは関係ない人たちだからと言って放っておくと、いつのまにか商売チャンスを逃してしまいますよ。
ペルソナって?
先ほど余りチラシのキーワードとして、ペルソナを出しました。
ペルソナは今ではどの企業でも使われている言葉ですので、これを機に覚えてみてはどうでしょうか。
ペルソナとは、ユーザーモデル(人物像)という意味を持っています。(ラテン語で「人」)
この意味の通り、どの対象の人をターゲットするのか細かく設定していきます。
左:カイロスのマーケティングブログ 右:リスクル ※画像クリックでもリンク先へ行けます
左:どうやってペルソナを決めるのか 右:ペルソナで成功した企業
ペルソナについては以上ですが、顧客を選定せず、誰にでも受けの良いマーケティングをしてると、いつか誰にも受け入れられないブランドとして定着してしまいます。私のように…
セグメントって?
セグメントについての説明をします。セグメントとは、選別の意味を持っています。
よくターゲットマーケティングをする際、セグメントとペルソナを一緒に扱われる場合がありますが、ペルソナ>セグメントですので、ペルソナはセグメントよりもっと奥の深い思考についても追及していきます。
エリアの配布場所を決定するときはセグメントを用いるのが一般的だと思っております。
そして配布エリアのセグメントとして「GIS」がとても役に立ちます。
GISとは、統計地図データのことです。ポスティング会社でも使われています。
個人で撒きたい方やポスティング会社に依頼する前にどこで配るのかちょっと見ておきたい方のために無料のソフトもございましたので、お試しにやってみてはどうでしょうか。
引用:データサイエンスフォーラム
配りきれないチラシの活用術
余ってしまった場合どうすればいいのでしょうか。捨ててしまうには勿体ないし、次のために余ったチラシを教訓にしたい。そんな方のためになるように書いていきたいとおもいます。
古いチラシをDMに!
古いチラシを同封するDMの場合、表紙をつけた案内チラシを1枚作成します。まずはDMでお客様に一番伝えたい内容をわかりやすくまとめたものをつくります。サイズはA4、白黒で構いません。丁寧な文章でなく、あなたの伝えたい内容を迫力のある紙面で訴えましょう。昔のチラシの主力商品からあなたが個別に売りたい一品を決めます。キャンペーンチラシやイベントチラシの場合は、その中のシーズン商品や目玉商品で構いません。最初に作った古い案内チラシに「お得意様限定コース」などというようにオススメ商品に特別感をプラスして売り込みましょう。当然読み手の購買状況を確認した上で、オススメ商品を提案するとさらに効果は上がります。このように通常送るDMにひと手間かけることで、昔のチラシを有効活用し、反響を上げることができます。
引用:実践!チラシ集客法100/4章/1年以上前にハズれたチラシを劇的に復活させる方法/古いチラシを劇的に復活させよう
セール期間延長ハンコ
・チラシに直接押印する
セールチラシにはセール期間が記載されていて、再利用する際、チラシとのバランスを考えた主力商品が目立つ色を使用する。
・ハンコを押した紙を貼る
カラフルなチラシにはハンコを押してもなかなか目立たない。そんなときは、ハンコを押した紙を張り付ける。そうすることで、チラシに厚みができ、お客様が手に取った時、違和感を感じて注目される。
クーポンチラシの再利用
期間延長ハンコと併用することでお得感を演出することができる。
クーポンはホッチキスなどでとめず、二つ折りにして挟み込みます。裏面に縦に一言、「中に最新のクーポンが入っています」などと記載すればパンフレット自体も見てくれますし、お客様に余計な手間をかけさせることもありません。
引用:実践!チラシ集客法100/4章/1年以上前にハズれたチラシを劇的に復活させる方法/独自クーポンで何度でも売る
古いチラシのPOP術
POPを貼る場所は、主力商品の展開場所を中心に、レジや入口などお客様が足を止めて見る場所ならどこでも掲示します。以下の点に注意しましょう。
- 一番商品、定番商品、日用雑貨など、お客様が本当に必要なものが揃っている
- 選びやすく買いやすいレイアウト
- 素材、機能が表示されている
- 一番商品のこだわりが表示されている
- つくり手の顔・声がある
- 生産地が表示されている
- 売れている理由が表示されている
- 味のポイントが表示されている
- ランキングが表示されている
これは当たりチラシとの共通点でもあり、「売り場=チラシ」に安心感を持たせるポイントです。お客様の立場に立った考え方で、買った後に得られる喜びや楽しさを掲示することが大事です。
引用:実践!チラシ集客法100/4章/1年以上前にハズれたチラシを劇的に復活させる方法/ズバリ!チラシでPOP作成術
参考資料「実践!チラシ集客法 100 4章 1年以上前にハズれたチラシを劇的に復活させる方法」
まとめ
ここで言っておきたいことがあります。
チラシは一回限りの販促物ではありません!
何度も配って、失敗しては再利用術を活用しましょう!